初投稿になります。
不慣れ故に多分に見苦しい点が見られると思いますが、温かく読んでくれれば幸いです。
当方、自他共に認める”零”感気質の鈍感野郎。それなのに何故か身内や友人知人には霊感が強い者がちらほらと居ると言うのがこれまた不思議なのですが、兎も角も私本人にはそう言うのは無縁と言うのが常ではありました。
(少なくとも故人が夢枕に立った事すら無いレベルと言えば想像がつくかと)
とは言え二十代の頃。親友と隣街までツーリングに行った際、地元への帰路に着いた夜(19:00過ぎ位か)に町境の峠のトンネル前で友人が急に停車し、トンネル内の一点を凝視したかと思うとアクセルを吹かして急発進! 慌てて追いかけ、トンネルを抜けた先のタイヤチェーン取り付け場で停車して居た友人の隣にバイクを着け。
私「どーしたんだよ急に?!」
親友「・・・お前、見たか?」
私「・・・何を?」
親友「トンネルの真ん中辺りに何かが首吊ったみたいにぶら下がってたんだが・・・。」
・・・と言う出来事があった時は流石にビビりましたが。(汗)
私(御前さん”視える”クチだったのかよゥッ?!)
と、此処からが本題。
当時の私たち家族は、水害で自宅を流された跡地にプレハブの仮設住宅を建ててそこで生活をしておりました。
その日は親父とお袋が所用で出掛け、私と当時新婚の兄貴夫婦は夜20:00位まで三人で留守番。夕食を終えた後、リビングダイニングで私と兄貴はテレビを観ながら駄弁り、兄貴の奥さんは洗い物をしていた。
・・・思えばあの時も不思議なタイミングであった。ふとした拍子に、兄貴と私がテーブルの一点。より厳密に言えば兄貴の左隣の席に同時に視線を向けた時に、・・・居たのだ。もやの様に浮かぶ人影が。それは白い服を着た女性だった。
(幽霊?相手にこんな事思っては多分駄目だろうが、そこそこ美人であった)
私&兄貴「「ぅオわァあアあアぁッっッ?!?!?!」」
少し遅れて兄貴の奥さんも「っキャーッ?!」の悲鳴。
三人の叫びに驚いたのか何なのか、白い女性は”スゥーッ・・・”と廊下の方に消えて行ってしまった。
私「み・ミ・MI・見たッ?!今の見たッ?!ねぇッ?!」
兄貴「あ、あぁ、見た見た見たッ!今、廊下の方に消えてった!」
私「マジかよ・・・ッ!ねぇ、アンタも見たか?!」
兄嫁「へ?いや、アタシはアンタ達が急に叫んだのにびっくりしたんだけど・・・?」
私&兄貴「「そっちィッ?!!」」
・・・程なくして親父とお袋が帰宅し、我々三人が安心し脱力したのは言うまでも無い。
だが、小心者のお袋にこの一件を話せる筈も無く、三人の胸の内にしまう事にした。(後日、何らかの形で両親の知る所に成ったが)
現在は安全な高台の造成地に新居を建ててそちらに移住済みで、プレハブ住宅は物置兼別荘(?)として使用しているが、あの夜以降”白いもやの君”は現れていない。しかし、所用で一人で寝泊まりする事があった時に薄ら寒い気配がするのは気の所為なのだろうか・・・?
と、言うのが”零”感気質の私がしたしょ~も無い体験でした。
長々とした駄文で大変失礼致しました。と言う所で、えんこつまんま終わり、と。